一般社団法人 つばさ
地域互恵をめざす三事業部を立ち上げました。
わたしたちは、「あたたかな街づくり」をキャッチフレーズに、他者貢献、地域互恵を法人活動の根幹に据え、おなじこころざしをもつ仲間や団体と協働して、安全で安心な街づくりを行うことを目的に2024年4月に設立いたしました。
主な活動地域は横須賀市を中心に三浦半島全域です。
居住支援事業部
横須賀市は、他都市と同様に高齢化が進んでいます。日常生活に不便を感じている人、また経済力の低下や行動力の減退から身の回りの整理や住居の確保や維持が難しい人々に対して居住支援や環境改善を行います。
地域福祉推進事業部
現代の地域福祉は、日常的な見守りだけでなく、移動困難者への配慮や障害をもつ人々や貧困に対する受け止め、子育て世代への共感と理解が包括的に求められています。私たちは新たな活動の柱として地域社会における福祉にコミットしていきます。
動物愛護事業部が予定するプロジェクト
災害時動物同行避難指針策定
写真は横浜市金沢区での避難訓練。大規模災害時の動物との同行避難マニュアルを行政や関連団体と協議して策定します。
動物火葬に関する将来計画検討
横須賀市公郷町の動物火葬炉。耐火レンガの劣化を補いながら10年間の延命メンテナンス中です。やがて更新時期が来る近い将来に備えて、動物火葬場のあり方を研究していきます。
講演会やフレンドリーイベント
動物飼育に関する相談や、動物を巡る社会的な課題などを、みんなで考えてみたいと思います。各分野の専門家を招いての講演会や学習会をはじめ、広く意見交換の場を設けたいと思います。
居住支援事業部のプロジェクト
住宅確保要支援者向け居住支援
高齢者や障害のある方達の住居確保が、困難な状況にあります。私たちは福祉事業者や不動産関係事業者と協働して居住環境確保が困難な方達の支援をいたします。その目的を達成するために、国の居住支援法人の取得を目指します。
住宅改修事業
住居に関して様々なライフステージの変化に応じた環境改善が求められます。私たちは小さな住宅機材の交換や介護保険を適用した住宅改修、さらに住居全体のリフォームまで、充分なヒアリングの上で納得のいく施工価格にて改善提案をいたします。
住環境総合相談
地域の中の住環境という視点に立つと、「建物」という物理的な存在と同時に、近隣との友好な環境づくりも重要になります。また、そのためには周囲との調和にデザイン上配慮しなければならない場合もあります。居住支援事業部では定期的に住環境総合相談会を開催いたします。
地域福祉推進事業部のプロジェクト
ごみ屋敷改善・移動困難者支援
障害やフレイル(身体的な衰え)から身の回りの生活環境改善を自力で解決することが困難な方たちや、移動が困難な方達が増えています。私たちは単に「片付け」「送迎」事業を行うのではなく、個々の居住者の抱える問題に寄り添い、解決策を模索します。
災害時近隣避難ユニットの提案
「お隣どおし」を最小単位とした地域防災ユニットの実証実験を企画します。従来の自治会中心の防災訓練では、遠方の一次避難所まで避難が難しい要援護者や乳児たちが存在します。インフラが破壊されるような災害の場合、申し合わせ済みの近隣住宅敷地に集合し、情報を把握してダメージコントロールをする必要があります 。
行政・地域福祉団体との情報共有
写真は、地域における「自治会」「地域包括支援センター」「私たち(旧)つばさ」「民生委員」との情報交換会です。
三方を海に囲まれ、丘陵部と「谷戸」と呼ばれる狭隘な地形を要する三浦半島ならではの地域福祉の課題などについて行政や各福祉事業者との現状認識と意見交換は重要です。